2. 垂直尾翼的な空力要素を追加する
3. 柔らかくても精度よく作る
凧は、凧ゆえに糸がつながっている。この糸をつり橋のテザーのように利用することで、構造が柔らかくても常にテンションが張り、変形しないように凧をデザインすることができる。それが、凧のデザインの自由度を生み、飛行機設計には見られない、糸の張力を利用した軽量構造を生み出す。これが、糸目の意義の一つである。
だが、もし十分に剛な凧であるならば、そもそも糸目は一点でよい。だが糸を利用すれば、それよりもさらに軽量化できる可能性があるのである。ふにゃふにゃの凧であっても、糸目によって形状を維持できるという解が存在するのである。
しかし、CFRPやリップストップナイロンのような現代的な材料を利用できるスポーツデルタカイトなどでは、すでに柔らかさを持ったデザインは排除されてきている。傘のように張ったデザインが多いのだ。これは、CFRPの比剛性が大きすぎるため、無理に柔らかいデザインに挑戦する必要が少ないからである。対極にあるのはパラフォイルのようなカイトである。こちらは逆に骨材を完全に排除してしまう。リップストップナイロンの強度が強く軽すぎるためである。一方でCFRPの剛性をもてあまし、一方でリップストップナイロンの素材の強度をもてあましているとさえ言うことができる。
柔らかさと剛さを折り合わせるデリケートな設計がいらなくなったことをこれらの凧が象徴している。逆を言えばさらに一歩先の設計余地があるのだ。
しかし、CFRPやリップストップナイロンのような現代的な材料を利用できるスポーツデルタカイトなどでは、すでに柔らかさを持ったデザインは排除されてきている。傘のように張ったデザインが多いのだ。これは、CFRPの比剛性が大きすぎるため、無理に柔らかいデザインに挑戦する必要が少ないからである。対極にあるのはパラフォイルのようなカイトである。こちらは逆に骨材を完全に排除してしまう。リップストップナイロンの強度が強く軽すぎるためである。一方でCFRPの剛性をもてあまし、一方でリップストップナイロンの素材の強度をもてあましているとさえ言うことができる。
柔らかさと剛さを折り合わせるデリケートな設計がいらなくなったことをこれらの凧が象徴している。逆を言えばさらに一歩先の設計余地があるのだ。
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